12/16リリース、タイトー Desktop Cuteシリーズ、五等分の花嫁 中野二乃 描き下ろし Cat room wear ver.をレビューします。
このシリーズもいよいよ折り返しです。
例によってなかなか難しい形状の箱になっていましたが、今回はフリマアプリ経由で入手したので直接この景品の設定には触れていません。
ふと思ったのですが、このシリーズのリリースの順番が通常の五等分の花嫁のフィギュアと異なるのは、もしかして五月の形状が一番簡単だったから…みたいな理由もあるのではないでしょうか。
ひとつ入手したものに対しては、シリーズで集めたくなる心理が働くので、最初は簡単にしておいて徐々に難しくしようとしている…というのであれば、リリースの順番が不自然なのにも説明がつくような気がします。
【全体】
・大きさ・存在感: 3.5/5
・カラーリング: 4/5
・再現度: -/5
・バランス: 4/5
女の子座りで猫まねきをしたようなポーズです。
高さ・幅・奥行きはそれぞれ10.5cm・12cm・10cmといったところで、顔のサイズはそれほど違わないものの、体は若干一花よりも小さめに作られているように感じます。
【顔・髪】
・アイプリントの品質: 4.5/5
・顔の造形: 4.5/5
・顔の塗装・質感: 4/5
・髪の造形: 4.5/5
・髪の塗装・質感: 4/5
・ビルドクオリティ: 3.5/5
・見所・魅力: 4/5
アイプリントのクオリティは五月・一花と比較してもほぼ違いはなく、若干こちらの方が黒の発色がしっかりしているような感じがする程度の違いしかありません。
口の造形も縁取りのはっきりとした形状と塗装で、顎のラインも前の二人と比較するとシャープな形状になっています。
髪は先端がクリアになるタイプのもので、毛先以外も多少クリア素材の透明感があるような仕上がりになっています。
右の猫耳の付け根付近に黒っぽい汚れが見られますが、これと同じような汚れが各所に見られ、比較的初期汚れの多いフィギュアになってしまっています。
髪の形状はよく、ツインテールの広がりのある髪の造形となっており、ボリューム感や毛先のシャープさも感じられます。
蝶の髪飾りの黒い部分は成形色のためか、過去の作品と比較しても若干発色が悪いような感じはあります。
【身体】
・素肌の造形: 4/5
・素肌の塗装・質感: 4/5
・衣装の造形: 4.5/5
・衣装の塗装・質感: 4/5
・ビルドクオリティ: 3.5/5
・見所・魅力: 4/5
これまでの2人のいずれとも異なる、前傾して肩を丸めたようなポーズです。
胸が強調されそうなポーズではあり、次の写真のように胸の谷間部分もしっかりと作られてはいるのですが、ボリューム感自体は一花よりも若干抑えられているように感じます。
前かがみのポーズだとお腹の部分の布があまりそうな感じはしますが、この部分の造形のメリハリも一花よりも控えめでしょうか。
シャツの質感も若干劣り気味で、胸の猫のプリントもわずかに白欠けが見られます。
一方で造形の良いポイントがこの背中部分で、インナーの形状が浮き出るような造形となっており、こういったところからは細やかさを感じられます。
ただ背中部分には接着剤が付着したようなテカリの強い部分が見られました。
脚の造形は悪くはないのですが、一花と比較すると若干バランスが悪いような感じはします。
ふくらはぎが細めになっていることが原因のような気はしますが、女の子座りのフィギュアは割と似たような傾向にある気もするので、ただ単に好みの問題なのかも知れませんが…
脚全体が地面に着くようなポーズなので、安定感自体は非常に良いです。
クレジット表記は右太ももの下側でした。
腰の部分のパーツに対してズボンのパーツがかなり浮いてしまっていますが、そのお陰でこのフィギュアも内側に下着の表現があることが分かります。
ただ下着自体は塗装で仕上げられており、比較的しっかりとはみ出してしまっているため、クオリティとしてはやや今ひとつの印象でしょうか。
【台座・付属品】
・台座の品質: -/5
・付属品の品質: -/5
付属しません。
【総評】
・総合評価: 4/5
残念ながら一花と比べると全体的に見劣りするでしょうか。
そしてこのフィギュアのレビューを書いている最中に、このシリーズのトップバッターとなった五月のレビューをお届けし損ねていることに気づいたので、明日はそちらのレビューを掲載させていただこうと思います。
