11/5リリース、タイトー Desktop Cuteシリーズ、五等分の花嫁 中野五月 Cat room wear ver.をレビューします。
昨日の二乃の記事で記載しましたが、五月のレビューを出し損ねていました。
後追いとなり大変申し訳ありませんが、レビュー時の文章をそのまま以下に掲載致します。
また新たな五等分の花嫁のフィギュアなわけですが、なんと一花からではなく、通常最後の五月からのリリースになりました。
先日のバンプレストのスク水シリーズは、おそらく何かしらのイレギュラーがあって、順番が入れ替わったものと思われますが、こちらは告知なども五月から始まったので、おそらく計画通りのリリースなのではないかと思います。
でもなぜ敢えて順番を入れ替えたのかは謎ですが…
【全体】
・大きさ・存在感: 3.5/5
・カラーリング: 4/5
・再現度: -/5
・バランス: 4.5/5
これまでもCat Room Wearというコンセプトでのフィギュアはいくつか出ていますが、そのいずれもがふわふわとしたような衣装であったのに対して、こちらは比較的普通のルームウェアに、猫耳と猫のポーズを追加したような塩梅になっています。
サイズ感はこれまでのDesktop Cuteシリーズのフィギュアと比較するとかなり大きく、立ちポーズならばおよそ20cmかもう少し大きいかぐらいのサイズ感になりそうです。
【顔・髪】
・アイプリントの品質: 4.5/5
・顔の造形: 4/5
・顔の塗装・質感: 4/5
・髪の造形: 4.5/5
・髪の塗装・質感: 4/5
・ビルドクオリティ: 4/5
・見所・魅力: 4/5
アイプリントはカラーリング・コントラスト・デザインともに良く、比較的落ち着いたトーンでまとめられた瞳と、グラデーションとラインを併用したチークがバランスよく配色されています。
口の造形や塗装もしっかりとしており、口を下から覗くと、しっかりと前歯の部分だけ白く塗装されていることが分かります。
髪は毛先がクリアになるタイプのもので、毛先以外の部分は塗装で仕上げられているようです。
もみ上げや背中のロングヘアー以外にも、アホ毛や前から後ろに回り込んでいる毛も所々クリアになるような表現が見られ、細かく作りこまれていることがわかります。
造形もよく、軽く広がった毛先がポーズを取った瞬間の動きを感じさせます。
敢えて少し惜しい点を挙げるとすれば、左猫耳のパーツと前髪のパーツの間のギャップが少し広めなことぐらいでしょうか。
【身体】
・素肌の造形: 4.5/5
・素肌の塗装・質感: 4/5
・衣装の造形: 4.5/5
・衣装の塗装・質感: 4/5
・ビルドクオリティ: 4/5
・見所・魅力: 4.5/5
胸元に猫の模様の書かれた白いシャツと、猫のしっぽのついた赤いホットパンツという衣装で、これまでのこのシリーズと比べると猫感は少し薄めでしょうか。
造形は肌・衣装ともによく、肌の方は肘や手の甲などの骨張った部分と、腕の緩やかな曲線の部分の表現がうまく分けられています。
アニメキャラクターは通常手が比較的小さめのバランスで作られることが多いのですが、このフィギュアは猫招きを印象的に見せるためか、少し手が大きめのバランス感で作られているように見えます。
あとタイトーのフィギュアだと爪を塗装していることは少ないのですが、こちらのフィギュアでは比較的目立たない色で塗装がされていました。
衣装の部分の造形もよく、布の余ったお腹部分のシワや胸の布の伸ばされた部分の表現なども作り込まれています。
シャツの裾が少し短く、腰の部分がチラ見えしているのもこだわりを感じるポイントです。
脚は比較的デフォルメの効いた形状ではあるのですが、少々すねが内側に反るような表現が強めのような気はします。
手と同様、足の爪にも塗装が施されており、爪をきれいに見せるためか、比較的光沢感の強い塗料が使われています。
ホットパンツの裾はかなり口が開いているので、腿の深い位置までその形状を伺うことができます。
ただ脚から先の内部は特に作りこまれていないようでした。
座りは比較的安定感があり、特に飾る際に注意しなければならないということもなさそうです。
クレジット表記は左ふくらはぎの外側にプリントされており、若干目立つ位置にあるのは少し残念な気もします。
【台座・付属品】
・台座の品質: -/5
・付属品の品質: -/5
付属しません。
【総評】
・総合評価: 4.5/5
座りポーズのフィギュアとしては大きめのサイズ感と、バランスよく作り上げられた各部が魅力的なフィギュアだと思いました。
今後どのような順番でリリースされるのかも気になりますが、是非このクオリティを維持してもらいたいものですね。
