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【4.5/5】映画「五等分の花嫁」 Trio-Try-iT Figure ー中野四葉・バニーver.ー (フリュー)

12/22リリース、フリュー Trio-Try-iTシリーズ、五等分の花嫁 中野四葉 バニーver.をレビューします。
これが昨年、うさぎ年に出た最後のバニーフィギュアになるでしょうか。
ちょくちょく似たようなことを書きましたが、本当にバニーのフィギュアが多かった年でしたね。
もっとも、うさぎ年であることを抜きにしても、ここ数年のスケールフィギュアのトレンドとしてバニーフィギュアのリリース数が増えている傾向があるので、その流れがプライズの方にも来ていると見る方が正しいのかもしれませんが…

【全体】
・大きさ・存在感: 4/5
・カラーリング: 4/5
・再現度: -/5
・バランス: 4/5


前傾姿勢になり、うさぎの耳のようなポーズをした姿です。
高さはおよそ23.5cm で数字上はやや小さめになりますが、スケール感自体はこれまでと大きく変わりません。

【顔・髪】
・アイプリントの品質: 4.5/5
・顔の造形: 4.5/5
・顔の塗装・質感: 4/5
・髪の造形: 4.5/5
・髪の塗装・質感: 4/5
・ビルドクオリティ: 4/5
・見所・魅力: 4.5/5


アイプリントの瞳の配色はこれまでの3人と大きくは違わず、若干垂れ目な感じのまつげの形状が特徴的なポイントでしょうか。
口の中を縁取りと舌の部分が別の色で塗装されているほか、前歯も白く塗装されており、ディティール感は良いように感じられます。

 


他の質感もテカりは比較的抑えられており、プライズフィギュアとしては許容可能なレベルだと考えます。
髪はポーズと合わせて広がるような造形で、毛先のクリア処理も始まって軽い感じの造形に仕上がっています。


バニーの耳のついたカチューシャはこれまでの3人はちょうど耳ぐらいの位置にオーバーヘッドタイプのものを着用していましたが、四葉はいつもの髪飾りをちょうど置き換えるような形で、比較的前方に着用しています。
髪は全体的に塗装されていますが、前髪に一部黒っぽい汚れが付着していたのが残念なところでしょうか。

【身体】
・素肌の造形: 4/5
・素肌の塗装・質感: 3.5/5
・衣装の造形: 4.5/5
・衣装の塗装・質感: 4/5
・ビルドクオリティ: 4/5
・見所・魅力: 4/5


毎度細かなデザインの違いがあるバニー服ですが、今回も違うポイントはシャツとハイヒールのデザインです。
シャツは前ボタンのところにフリルがついた、短い袖のあるタイプのもので、デザインとしては一花のものに近いでしょうか。


シャツは無塗装のようで、質感はシャツが塗装されていた二乃には劣りますが、極端にテカリが強い場所があるわけではないので、悪いというほどでもありません。
バニースーツの仕上がり自体は特にこれまでの3人と違いはなく、エナメル感のあるクリアな塗装で仕上げられています。


前方から見ると多少前傾しているようには見える程度ですが、横から見ると腰の部分で45度ぐらい曲がっており、意外と前傾していることが分かります。
他3人と比べて高さが小さめなのは、やはりこの部分が大きいでしょう。


これまでの3人は比較的脚を閉じ気味のポーズでしたが、こちらは肩幅以上に脚を開いたポーズになっています。
右膝がかなり内側を向いたような形状になっているのに対して、つま先はそれほど内側を向いていないのが少し気になりますが、右脚単体で見てもそれほど違和感のある造形ではありません。


ソックスの仕上げは前の3人と同じですが、左足側のふくらはぎ付近に若干ムラのようなものが見られました。
ハイヒールはこれまでの3人とは若干デザインが異なり、ヒールの部分がやや太めのデザインで、隙間の部分のクリアパーツは省略されています。


スカートは全体的に緑色に着色されていますが、腰に近い部分の塗装がやや薄い部分があり、右足側から見ると白い下着や腰が透けて見えるような形になっていました。
下着の上側の肌パーツも存在していますが、肌パーツはそれほど深い位置までは入っていないようでした。

【台座・付属品】
・台座の品質: 4/5
・付属品の品質: -/5


白い半透明の円盤に、緑色のプリントです。

【総評】
・総合評価: 4.5/5
やや品質的に気になるところはありますが、致命的なレベルの欠点はなく、顔もクオリティよく仕上げられているように感じました。
残るは五月ですが、このシリーズはこのまま大きな問題なく終わってほしいところですね。