1/28リリース、フリュー ぬーどるストッパーシリーズ、五等分の花嫁 中野二乃 くつろぎルームウェアver.をレビューします。
また新たな五等分の花嫁のシリーズの始まりですが、またしても一花スタートではなくなり、二乃からのリリースになりました。
数字順にリリースするというのは非常に自然なので特にメーカー側の意図と言うものは介在しないと思うのですが、こういう入れ替えが発生するとどういう意図を持ってそのようにしているのかを勘ぐりたくなりますね。
今もリリースが続いているタイトーのDesktop Cuteシリーズは箱の形状の取りやすい順という説を以前書きましたが、今回のシリーズでもそういったところから観察できるかも知れませんね。
それでは早速、どのようなフィギュアか見ていきましょう。
【全体】
・大きさ・存在感: 3/5
・カラーリング: 4/5
・再現度: -/5
・バランス: 4/5
二乃のイメージカラーである紫色と白色で構成されたルームウェア姿で、足を崩して座ったポーズです。
高さはおよそ9cm、横幅は最大で11cm程度で、タイトーのDesktop Cuteシリーズと比較すると、二回りほど小さめのサイズ感です。
【顔・髪】
・アイプリントの品質: 4/5
・顔の造形: 4/5
・顔の塗装・質感: 3.5/5
・髪の造形: 3.5/5
・髪の塗装・質感: 4/5
・ビルドクオリティ: 4/5
・見所・魅力: 4/5
小さめのフィギュアではありますが瞳の表現は細かく、五等分の花嫁の特徴的な目の書き方が再現されています。
口は部分的に縁取りが濃い目のピンクで塗装されていますが、大半の部分はそれよりも薄めの色で塗装されているので、少々ちぐはぐな感じはします。
髪は先端がクリアになるタイプのもので、毛先以外の部分は塗装されているように見えます。
全体的に髪の動きは少なめですが、右のもみ上げの髪を手で持ち上げるようなポーズとヘアバンドによって奥行き感のある髪の造形になっています。
頭にヘアバンドは最初カチューシャ状のものなのかと思っていたのですが、横方向の下から見ると耳の裏から首のすぐ後ろを通ってぐるりと頭を一周していることがわかります。
全周にわたって細かな凹凸やフリルの表現なども造形されており、おそらくゴムで伸縮するようなタイプのものだと想像できるような造形です。
【身体】
・素肌の造形: 4/5
・素肌の塗装・質感: 3.5/5
・衣装の造形: 4/5
・衣装の塗装・質感: 3.5/5
・ビルドクオリティ: 3.5/5
・見所・魅力: 4/5
ルームウェアは、前をボタンで止めるタイプのネグリジェと、白いドロワーズで、タイトーのCat room wearとはまた方向性が違った、ガーリーな雰囲気の衣装です。
造形については全体的によく、特にネグリジェの紫色の部分は布の折り重なる表現が良いように感じられます。
爪にはクリアのみが塗られており、これによって爪らしく見せるような表現が使われています。
爪の部分が塗装されているケースは往々にして見られますが、これぐらいの方が主張し過ぎなくて良いかもしれませんね。
前から見たときの造形も良かったのですが、背中側から見たときのネグリジェの造形は、ご覧の通りかなり深みのある凹凸が表現されています。
表面の質感も悪くはなく、全体的にマットで落ち着いた雰囲気に仕上がっているように感じられます。
脚は膝周りの情報量もほどよく、癖の少ない形で仕上げられているように感じます。
上半身側との色味の違いなどは感じないのですが、表面に若干光の反射が強い部分があり、質感も若干ですが上半身と比べると劣ります。
持ち上げて下から覗いてみるとわかりますが、このフィギュアはそれほど腿やお尻などが平面的になっておらず、潰れるような感じは少なめの表現になっています。
とはいえ下から眺めることにそれほど意味のある衣装ではないのが残念ではありますが…
ポーズからして言うまでもありませんが、座りの安定感は十分に良好です。
クレジット表記はネグリジェのお尻側の縁の部分に小さく入っていました。
【台座・付属品】
・台座の品質: -/5
・付属品の品質: -/5
付属しません。
【総評】
・総合評価: 4/5
タイトーのDesktop Cuteシリーズとはまた違った方向性のルームウェアで、サイズこそ小さめながらもディティール感のある造形が魅力だと感じました。
どちらか片方を選ぶ場合は、この2つであれば衣装や顔の雰囲気などの好みで選んでよいと思います。