4/14リリース、セガ Luminastaシリーズ、月姫 アルクェイドをレビューします。
2023年にもなって月姫のフィギュアを目の当たりにするなんて思っても見ませんでした。
と言いつつも、同じ型月のFateシリーズもFGOが出て一気に作品人気が復活するなどしてきた経緯を見ていると、ちょっとした切っ掛けですぐ注目を集められるのがかつての人気作品の強みだなぁと感じますね。
【全身】
「アルクェイド」と聞いて一番最初に思い浮かべる白のハイネック姿です。
スカートは旧作ではロングスカートでしたが、2021年のリメイク版仕様のミニスカートになっています。
【顔・髪】
顔は型月作品のキャラクターらしくシンプルですが、よく特徴は捉えていて再現度は高めです。
前髪は左側に流れる髪とアホ毛が別パーツで成型されているやや特殊な作りです。
部分的に濃い黄色でグラデーション塗装されており、メリハリは十分です。
髪の造形も強弱のある毛束の作りとなっており、単調さは感じません。
後ろ髪は首から後頭部にかけて3層構造になっており、後頭部の毛の立体感も複雑な見た目です。
前髪と比較してやや毛先が丸く、シャープさに欠ける点のみ惜しいでしょうか。
【上半身】
白のハイネックは細かなシワ表現が入っており、造形面では良好です。
やや首のネックレスの主張が強く、その点は少し野暮ったい感じでしょうか。
正面よりも多少角度を付けたほうがこのフィギュアは味のある見た目になるように感じます。
ハイネックは無塗装のため、若干質感的には劣ります。
背中側は取り立てて見どころはないですね。
【下半身】
ミニスカートに黒いタイツとロングブーツです。
脚の造形は上半身と比べるとディティール感が少なめでしょうか。
腿は細めな形状なので、スレンダーさの表現が優先されている感じでしょうか。
右ブーツと脚の境界部には、白っぽい接着剤跡が見られました。
後ろから見るとかなり短めのスカートであることが分かります。
股下3〜5cmくらいでしょうか。
【台座】
黒い円盤です。
【総評】評点 4/5
プライズの枠の中で無理なく出来る範囲内でよく再現されているフィギュアです。
万人向けというよりは、今までこの作品が好きだった方向けのフィギュアと言ったほうが良さそうです。