10月のプライズ以外のフィギュアレビューは、マックスファクトリー POP UP PARADEシリーズ、ゆるキャン△ 各務原なでしこをレビューします。
ゆるキャン、3期が来るアナウンスがありましたが、制作会社が変わるらしいですね。
2期は背景画像で色々とありましたが、作画水準は1期と同じだったので、3期で大きく変わるのには少し不安な要素もありますね。
少し穿った見方をすれば、きららアニメは一世を風靡したごちうさでも3期が限界だったので、3期まで同じクオリティで制作するのは色々と厳しいのかもしれませんね。
プライズフィギュアもセガとフリューからリリースされましたが、まさかの自社コンテンツのはずのフリューよりもセガの方が出来が良いという状態でしたので、この辺りから諸々の兆候はあったのかも知れません。
【全身】
本栖高校制服で走るポーズです。
高さはおよそ18cm弱ですが、髪が台座からはみ出るほど広がっているので、このシリーズの他のフィギュアと比較してサイズ感が小さく感じるということはなさそうです。
【顔・髪】
ゆるキャンのフィギュアは基本的にアニメの顔をベースにしていることが多いですが、このフィギュアもそうで、アイプリントのクオリティは良好です。
白目の影の部分が光のあたっている部分よりも広いという少し珍しいパターンではありますが、特に違和感はなく見えますね。
髪は全体的に塗装されていて、おそらく後ろ髪の毛先部分だけ少し薄めの色が使われていると思います。
髪の動きは非常によく、走るポーズの躍動感と非常にマッチした広がりのある造形が、このフィギュアの見所の一つになっています。
惜しいポイントをあげるとすれば、もみ上げの毛先が比較的丸めなことと、後ろ髪の毛先に一部初期汚れと表面の凹凸が見られました。
【上半身】
制服の上に着ている黄色いセーターは塗装されており、衣装のシワの凹部は僅かに濃いめの色で表現されているように見えます。
造形はあまりボディーラインが出ないようなゆとりのある形状になっており、その点ではあまり見どころは無さそうです。
マフラーの塗装は単色ですが、質感は悪くはありません。
このフィギュアの数少ない素肌部分の手は無塗装成形色で、わずかにテカりが見られる部分もあります。
視線の方向から見ると比較的目立つ位置にある通学カバンは成形色部分が多いですが、チャック部分の塗装などはかなり細かく行われています。
背中の後ろ髪とセーターを接着している箇所の接着剤が一部はみ出している点だけは惜しかったでしょうか。
【下半身】
脚は正面方向から見ると短めに見えますが、横方向から見るとそれほど脚の長さは気になりません。
全体的にシンプルながらもかなり細身な脚の造形ですが、お尻は以外とボリューム感があります。
スカートのチェック柄は、プライスでもプリントを使うことが多いと思うのですが、なんとこちらは手塗りのようで、一部塗装が荒れている箇所が見られました。
生産数が少ないと、タンポ印刷より手塗りの方が安くできるのでしょうか…
下から覗き込んでも、下着から上は見えませんでした。
【台座】
ピンクの六角形の台座です。
膝を支えるためのステーが付属していますが、なくても一応飾ることはできますね。
【総評】
躍動感のあるポーズと、髪の造形、アニメに比較的忠実なアイプリントがこのフィギュアの魅力だと思いました。
Pop Up Paradeシリーズの値段でこれくらいのクオリティなら、コスパも良いと言えますね。