6/29リリース、タイトー Corefulシリーズ、ブラック★★ロックシューター エンプレス 覚醒ver.をレビューします。
2月終わりのフリューのぬーストに続いてのリリースということになりますが、私が知らないだけでアニメも結構人気があったのでしょうか。
あちらはかなりフィギュアとしての出来自体が微妙でしたが、比較しながらどのようなフィギュアかを見て行ければと思います。
【全身】
右脚で体を支えながら、前方に銃を構えたポーズです。
フィギュアの高さ自体は20cm程度で、立ちポーズのCorefulシリーズとしては標準的なサイズ感ですが、銃を構えていることと、長い方のツインテールが大きく広がっていることから、前後左右方向にも大きさのあるフィギュアです。
ざっくりと計測した感じでは、顔の左側を真横から見た角度が最も幅が大きく約18cm程度のスペースが必要となります。
【顔・髪】
通常のフィギュアとは異なり、左目から炎のようなエフェクトが出た顔になっています。
右目を含めたアイプリント全体のクオリティは良く、また炎のエフェクトの影に隠れてしまう左目もプリントがされており、見えづらい箇所にもこだわった作りであることがわかります。
髪はおなじみの毛先がクリアになるタイプで、それ以外の箇所は塗装が施されています。
質感は良く、広がりのあるダイナミックなツインテールの造形が、このフィギュアのアクション性を高めていると言えます。
今更気づいたのですが、ツインテールというより、ポニーテールに小さなサイドテールがついていると捉えた方が良さそうな髪のまとめ方ですね。
【上半身】
こちらも何とも形容しがたい 黒い衣装ですが、デザインはぬーストとはかなり異なります。
かなり複雑な形状の衣装で、立体化するのは難しそうではありますが、エナメル感の強い塗装も相まって印象的に仕上がっています。
右手で構えた銃はフレームから先のスライド部分がかなり長く、特徴的な形状をしています。
figmaなどの画像を見た限りでは、所々青い差し色が入っているようですが、こちらのフィギュアでは単色で仕上げられています。
銃の前後に設けられた照準を合わせると、しっかりとその奥に右目が来るような配置になっており、ポーズだけでなくしっかりと戦闘中であるということがわかるようになっています。
体の造形は肋骨のラインが見えるなど細身であることは 表現されているのですが、お腹周りや腰からお尻にかけてなどは意外と肉付きがよく表現されています。
若干初期汚れが目立つのと、所々肌のテカリが強くなってしまっている箇所があるのが惜しいところでしょうか。
【下半身】
脚もすらりと長いのですが、意外と太ももは肉付きが良く、右脚側は大腿四頭筋が目立つような造形になっています。
それほど重たいフィギュアではありませんが、足首はかなり細いのでちょっと強度的に不安な感じはしますね。
ホットパンツはかなり丈が短いので、お尻の上も下も肉がはみ出したような造形になっています。
【台座】
黒い円盤に青いプリントです。
【総評】評点 4.5/5
動きのあるポーズと、肋骨からお腹周りにかけての造形が魅力的なフィギュアだと感じました。
致命的な問題はなかったので、気になる方は入手して見ていただければと思います。