夏休み特別企画、Pop Up Parade ホロライブ ライバー フィギュアレビュー 最終日の今日は、2022年9月リリースの宝鍾マリンです。
ホロライブの中でも最も人気のあるライバーの一人で、私も何度か配信を拝見したことがあります。
今回のこの連休の特別企画シリーズもこれで最後ですが、最後を飾るにふさわしいフィギュアとなっているかどうか見ていこうと思います。
【全身】
デフォルト衣装でモデルっぽい立ち方をしたポーズです。
ポーズの選定が本人らしくて良いですね。
また海賊の帽子やコートなどは価格を考えると省略されていてもおかしくはないのですが、そちらも含めて作り込まれており、高さよりも横方向の大きさを感じるフィギュアです。
ただその分、絶対的なスケール感で言えば小さめでしょうか。
【顔・髪】
右目には眼帯をした顔で、左目は小さいながらも細かな線や差し色も含めて綺麗に表現されています。
口の塗装は2色で塗り分けられており、この点もディティール感があって良いですね。
普段のレビューでは顔と髪が大きな要素で、帽子や髪飾りには言及しないこともありますが、このフィギュアは帽子に触れないわけにはいかないですね。
オーソドックスな海賊の帽子の形状で、縁取りの金色の塗装や模様、飾りの赤い毛も含めてよく作り込まれているように感じます。
髪は単色ですが塗装されており、質感は悪くないように感じます。
造形は若干凹凸は弱めな感じですが、毛先の表現が細かいのでそれほど気にはなりません。
【上半身】
非常に複雑な衣装ですが、細かな装飾も造形と塗装やプリントによって表現されており、よく作り込まれています。
所々塗装やプリントにはみ出しなど見られますが、衣装表現自体が緻密なので多少目を瞑っても良いかなという気持ちになります。
海賊のコートは裏地の赤色が塗装で、表面の黒色が成型色です。
金色の縁取りも塗装で表現されており、非常に存在感があります。
後ろから見ると、成型色部分は多少テカりが強めな点が若干目立ちますね。
あとはこの手の成型色部分は、皮脂がつくとかなり目立つので、素手で取り扱う場合には注意が必要ですね。
【下半身】
むっちりとした上半身と比較して、足はすらっとした印象で、比較的シンプルな形状です。
左膝には、若干傷跡のようなものが見られました。
靴には質感にこだわりが見られ、革っぽいテカリの強さがクリア塗装で表現されています。
スカート丈が短いので、スカートの内側の造形は腰のベルトのラインくらいまでになっています。
インナーがそのまま下着の役割も果たしているようで、同じ塗色で表現されていました。
【台座】
六角形の台座です。
【総評】
多少粗はありますが、ボリューム感と緻密さを兼ね備えた衣装を考えれば、十分なクオリティであると考えます。
今回のホロライブのシリーズも当たり外れはありましたが、去年のToLoveるシリーズと比較すると その幅は小さく、全体的に納得できるクオリティのものが多かったので、もし安価に入手できるような機会があれば、入手して見ていただいても良いと思います。
