7/25リリース、バンプレスト Celestial viviシリーズ、リゼロ レム Maid style ver.をレビューします。
このシリーズ、すごく久しぶりですね。
昨年の11月にリリースされたデレマスの渋谷凛以来でしょうか。
デレマスの2人はかなり出来が良かったのですが、その前のリゼロのレムラムはかなり微妙な出来だったので、1年経ってどのように変わったのか見ていきたいと思います。
【全身】
メイド衣装をイメージした水着姿です。
このシリーズとしては初めての立ちポーズ以外のフィギュアで、大きめの浮き輪を手に持っているところが特徴的ですね。
サイズ感はRelax timeシリーズとほぼ同じです。
【顔・髪】
顔は以前のこのシリーズのレムよりもかなりよく、グラデーションのかかった瞳の色やチークの色味も自然で、バランスの良いアイプリントになっています。
バンプレストのレムの瞳は、比較的瞳の中にハイライトや影などの装飾が多めなのですが、比較的シンプルなプリントで仕上げられているところが、少しフリューっぽさもあります。
髪は単色で色変化などは見られず、おそらく塗装はされていないのではないかと思います。
質感は若干テカリが気にはなりつつもそれほど悪くはないのですが、所々の造形が少なめな箇所にひび割れのような跡が数か所見られました。
髪は全体的に頭頂部の造形は少なめで、中ほどから毛先にかけて造形が増えるタイプですが、毛先の表現はよく、単調さは感じさせません。
メイド衣装でも見られるカチューシャや髪飾りは塗装で仕上げられています。
【上半身】
メイド衣装らしい白黒を組み合わせて構成されたワンピースタイプの水着に、黒いアームカバーと白いサイハイソックスの衣装です。
レムラムのメイド服にはあまり黒いフリルがついているイメージはないのですが、この水着では肩の部分のフリルは黒く表現されています。
体のラインが比較的よく出る衣装なので体の細かな凹凸を楽しむのが醍醐味だと思うのですが…正直体の造形はそれほどメリハリはなく、お臍周りと背筋以外にはあまりディティール感を感じることはできません。
ただ背筋の造形ははっきりとしていて、その点にはこだわりを感じられます。
一方で製造品質はあまり良いとは言えず、胸の部分に接着剤のはみ出しが見られたほか、所々パーツにバリが見られたり、パーツの合わせ目に不自然な段差が見られたりします。
また質感もあまり良いとは言えず、特に黒い部分は細かい凹凸が見られる他、テカりも強めです。
【下半身】
脚は腿のボリューム感が大きめで、骨っぽさは少なめです。
ソックスの上の腿の素肌部分はソックスに乗るような表現がされていて、この点にはこだわりを感じられます。
背筋は深めの表現がされているのですが、お尻周りの造形は少なめです。
【台座】
台座ではありませんが、手に持っている浮き輪を紹介しておきます。
周辺にフリルなどのついていない シンプルな形状で、若干寂しい感じはしますね。
クレジット表記も浮き輪にプリントされています。
【総評】評点 3.5/5
顔はよく、こだわりを感じられる造形のポイントもあるのですが、造形と製造品質が今ひとつのところが目立ちます。
ただ前回のこのシリーズのレムと比べるとずっと良いので、進歩は感じられますね。