8/26リリース、タイトー Desktop Cureシリーズ、魔女の旅々 イレイナ 猫耳メイドver.をレビューします。
クレーンゲームの話ばかりになってしまって恐縮ですが、このフィギュアの箱、かなり悪意のある形状をしていましたね。
いわゆる立方体に近い形状なのですが、この形はゲームセンターによくある橋渡し設定との相性が最悪なんですよね…
かなりの苦戦を強いられることを覚悟したのですが、ラッキーパンチ的に偶然落とすことができました。
本当に箱をこの形状にする必要があったのかも含めて、フィギュアの出来を見ていこうと思います。
【全身】
猫耳のついたメイド服姿で、こちらを睨む様子です。
フィギュアの大きさは3辺ともおよそ11cmで、確かにこれをそのまま箱の中に入れようとすると立方体になるだろうなという形状です。
【顔・髪】
怒った表情ではありますが可愛らしい顔つきで、アイプリントのクオリティも良好です。
右眉と左眉で、わざわざ眉のラインの形状を変えてあるのが細かいですね。
髪はタイトーおなじみの先端がクリアになるタイプのもので全体的に塗装されており、質感は良好です。
髪の造形もよく、毛束の大小が上手く組み合わされた形状になっています。
猫耳は塗装されているようですが、カチューシャやリボンは無塗装のようでした。
また本当に些細なポイントではあるのですが、左側頭部のパーツが若干浮き気味なのと、後頭部のパーツだけ少し紫色が強めなように見えました。
【上半身】
視線の方向や顔を正面から見る方向からだと、あまり装飾もなく地味な見た目のメイド服に見えます。
メイド服の黒い部分にはモールドの模様なども入っていますが、全体的に成形色部分が多く、見どころは少ないように感じてしまいます。
ただ体を正面方向から見ると、リボンのストライプやコルセットの紐、袖の紐の模様や猫のシルエットのプリントなど、意外と細かく装飾されていることが分かります。
せっかくの衣装の装飾なので、もう少しそれが目立つようなポーズでも良かったのかもしれませんね。
衣装の白い部分は無塗装ですが、テカりは抑えめで質感は悪くありません。
リボンにも装飾が入っていますが、地味に裏面にもプリントがされていました。
【下半身】
脚は膝周りはほっそりとした形状で、腿にかけてボリューム感が増えていきます。
タイツは明るめの茶色で表現されていますが、成形色なので質感は今一つかもしれません。
スカートの内側のボディラインが出る部分は、全て脚と同じく茶色のパーツで作られていました。
猫のしっぽは、スカートの内側の尾てい骨付近から生えています。
【台座】
付属しません。
【総評】評点 4/5
顔の表情はよく、それ以外も悪いフィギュアではないのだと思いますが、ポーズや脚の質感などもう少しこだわって欲しかったポイントもあります。
あとはもう少しクレーンゲームで取りやすい箱の形状になっていると嬉しいですね。
