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【3.5/5】ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ Desktop×Decorate Collections “日野下 花帆” (セガ)

10/13リリース、セガ Desktop×Decorate Collectionsシリーズ、ラブライブ 蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ 日野下 花帆をレビューします。
このところ猫も杓子も全てLuminastaシリーズに統一する方向で商品展開を続けてきたセガですが、ここに来ての新シリーズ投入です。
どうも公式Twitterを見ると、キャラクター同士を近くに配置できることが特徴のようですので、ある作品の主要なキャラクターを網羅するような商品展開が予想されますね。
ラブライブでは6人分フィギュアが出るようですが、ぼっち・ざ・ろっくなども予定されているようなので、まずはどのようなフィギュアシリーズなのか、コンセプトを探っていきたいと思います。

【全体】
・大きさ・存在感: 2/5
・カラーリング: 3.5/5
・再現度: -/5
・バランス: 4/5


ソーシャルゲーム、Link! Like! ラブライブ!のUR Dream Believer覚醒後の衣装で立ったポーズです。
サイズ感はかなり小さめで、台座を含めて約17.5cm、フィギュア本体のみだとおよそ16cm程度です。
これぐらいの大きさだと、小さめのぬーどるストッパーやAqua Float Girlsと同じぐらいのサイズ感でしょうか。

【顔・髪】
・アイプリントの品質: 3.5/5
・顔の造形: 3.5/5
・顔の塗装・質感: 3.5/5
・髪の造形: 3.5/5
・髪の塗装・質感: 3/5
・ビルドクオリティ: 3/5
・見所・魅力: 3/5


アイプリントは非常にシンプルな、はっきりとした塗り分けがされているタイプのもので、瞳の中は3色で表現されているように見えます。
ただ縁取りはしっかりと強弱のついた線で表現されており、サイズ感が小さめになったことによって野暮ったさが出ているというようなことはなさそうです。

 


口の中の塗装も縁取りのラインはかなり細めに表現されていて、この点もかなり気を使って作られていることがわかります。
一方で右頬付近にプラスチックの表面が荒れたような跡が見られるのと、初期汚れが見られた点が残念なところです。


髪は全体的に広がりと動きを意識した造形となっていて、耳の後ろの毛が前方向に流れる表現が立体感を強調しているように感じられます。
ただ全体的に成形色なので、この点では想定されるライバルのぬーどるストッパーやAqua Float Girlsに見劣りするでしょうか。

【身体】
・素肌の造形: 3.5/5
・素肌の塗装・質感: 3/5
・衣装の造形: 3.5/5
・衣装の塗装・質感: 3.5/5
・ビルドクオリティ: 3.5/5
・見所・魅力: 3.5/5


衣装はベルトやボタンなど、目立つ装飾品は再現されていますが、襟や裾の部分などの細かな装飾はモールドでのみの表現となっています。
ベルトやボタンの塗装は比較的綺麗に行われている点は評価できますね。


ワンピースは裾にかけて色が濃くなるようなグラデーションとなっており、裾の部分だけ塗装されています。
成形色部分も総じてみればそれほど質感が悪いとまでは言えないレベルにはなっていますが、袖口付近やスカートの谷になっている部分などは少々光の反射が強めに感じます。


造形はセガのフィギュアとしては良く、衣装のシワも適度な硬さと柔らかさのある造形になっています。
ただフィギュアのサイズの小さめであることを考えると、全体的にもう少し装飾がしっかりとしているか、質感が高めに作られているかはしていて欲しいところです。


脚はシンプルな形状で、深い凹凸の表現はほぼなく、膝回りにわずかに角張ったような表現が見られる程度です。
せめてふくらはぎ周りはもう少しメリハリが欲しいところでしょうか。


ソックスは塗装で仕上げられているようなのですが、所々塗料が線状に剥がれたような跡が見られました。
上半身に比べると下半身の肌パーツは若干テカリが強めのようにも感じます。


衣装の内側は下着まで表現されていますが、下着の造形はあまり見所はありません。
クレジット表記が少々珍しい位置にあり、スカートの内側の前方にモールドで記載されていました。

【台座・付属品】
・台座の品質: 3.5/5
・付属品の品質: -/5


小さめの六角形の台座です。
フィギュア本体の横幅と比較しても小さめなので、確かにこれならフィギュア間の距離は詰められそうな感じもします。

【総評】
・総合評価: 3.5/5
小さめの立ちポーズのフィギュアで、競合するであろう他社製品と比較すると、少々簡素だったり質感が劣ったりする部分が見えます。
ちょっとこれをレビューし続けるのは厳しい感じもするので、以降のこのシリーズのラブライブのフィギュアはパスしようと思います。