1/27リリース、タイトー Kiraleaシリーズ、転生王女と天才令嬢の魔法革命 アニスフィアをレビューします。
何の前触れもなく突如として現れた新シリーズです。
Kiraleaと書いて「キラリア」と読むそうで、外箱に書かれている説明によると、
キャラクターの世界観をクリア素材のスタンドプレートで表現。フィギュアと合わせて飾ることで、より作品の世界観を楽しむことが出来る新フィギュアシリーズです。
とのことです。
いわゆるぬーどるストッパーやちょこのせの系列の比較的小さめかつ座りポーズのフィギュアシリーズがタイトーにはなかったので、そこを埋める商品ということになるでしょう。
新シリーズとしてどのようなクオリティのものになっているのか、早速見ていきましょう。
【全体】
・大きさ・存在感: 3/5
・カラーリング: 4/5
・再現度: -/5
・バランス: 4/5
ピンクのネグリジェでベッドに座ったようなイメージのフィギュアでしょうか。
フィギュア本体の高さはおよそ15cm、アクリルプレートの大きさはおよそ18cm弱で、フィギュア本体のサイズ感はほぼAqua Float Girlsシリーズと同じです。
【顔・髪】
・アイプリントの品質: 4.5/5
・顔の造形: 4.5/5
・顔の塗装・質感: 4/5
・髪の造形: 4/5
・髪の塗装・質感: 4/5
・ビルドクオリティ: 4/5
・見所・魅力: 4/5
小さめのフィギュアではありますが、アイプリントのクオリティは悪くはなく、グラデーションや細かな瞳の模様なども表現されています。
口の塗装も内部と縁取りが別の色で塗装されており、簡素な感じはしませんが、顔の肌の表面が若干斑状になっており、質感があまり良くない点だけは今一つでしょうか。
髪は先端がクリアになるタイプのもので、全体的に塗装されていますが、毛先はほぼ透けておらず、ほぼ全体的にベタ塗りされているような印象です。
造形は顔の右側の髪が広がっており、髪の長さからすればボリューム感も十分にある方と言えそうですが、普段のタイトーのフィギュアと比較すると毛先のシャープさが足りないような気もします。
箱の天面に描かれているアニメ版のキャラクターと比較すると、随分と落ち着いた表情なので本当に同じキャラクターなのかと疑ってしまいましたが…アニメの場面写を見た限りでは普段の表情とそれほど違いはないような感じもします。
【身体】
・素肌の造形: 4/5
・素肌の塗装・質感: 4/5
・衣装の造形: 4/5
・衣装の塗装・質感: 3.5/5
・ビルドクオリティ: 4/5
・見所・魅力: 4/5
ピンク色のネグリジェはあまりボディーラインの出ないような形状のものとなっていて、腰の部分以外にはあまり深いシワの表現が見られません。
表面の質感も無塗装成形色のため、悪いというほどではないにしても塗装されているフィギュアには劣るというような印象です。
襟の部分のフリルの表現は造形とプリントで作られていますが、装飾らしい装飾はこの部分くらいなので、タイトーのオリジナル衣装のフィギュアとしてはかなり簡素な印象を受けます。
Aqua Float Girlsシリーズは元々水着なので、それほど複雑に衣装を作り込まずとも簡素に見えることはほぼなかったのですが、通常の衣装だと気になってしまいますね。
あとこのフィギュアはなぜか首から肩にかけての肌のパーツはかなり赤みの強い素材が使われています。
それ以外の手足もタイトーのフィギュアとしては赤めの色味ではあるのと、顔だけはそれほど赤みのない肌の色なので、若干肌の色がちぐはぐな印象を受けます。
脚はAqua Float Girlsシリーズと比較すると膝が大きめの造形で、すらっとした印象のフィギュアが多いAqua Float Girlsシリーズに対してむっちりとしたような見た目の印象になっています。
指先やくるぶし、膝などは所々他の肌の色よりも赤い色が置かれており、単色であったAqua Float Girlsシリーズよりも血色は良い感じがします。
ネグレジェの内側の太腿もよく見えるような衣装のデザインなので、内側の作りにも期待してしまいますが、残念ながら衣装から直接太腿が生えるような作りになっているようです。
そして今更気づいたのですが、このアクリルプレートの台座、多分組み立てを間違えていますね。
おそらく奥側に倒れるような組み方が正しいはずで、この組み方だと座りが浅い場合前方に転げ落ちてしまいます。
【台座・付属品】
・台座の品質: 4/5
・付属品の品質: -/5
天蓋付きのベッドの描かれたアクリルプレートの台座です。
複数のパーツが同じ袋の中に入っているからか、開封時点ですでに表面の傷が多く見られました。
【総評】
・総合評価: 4/5
タイトーらしい作りの部分も見られますが、簡素な部分も多く質感も気になるところが見られました。
あとアクリルプレートの台座ですが、撮影の際に撮れる角度が限定されてしまうので、次回以降は全身画像を映す時だけ使用しようかなと思います。
