1/26リリース、フリュー ぬーストシリーズ、よふかしのうた 七草ナズナをレビューします。
つい先日セガ製のフィギュアをレビューしましたが、同月・同一キャラクター・同一衣装でぶつけていく中々肝の据わった商品展開ですね。
【全身】
脚を組んで座ったポーズです。
脚はもちろん、風になびくコートの立体的な造形も相まって、奥行き方向の立体感が強いですね。
【顔・髪】
アイプリントはセガと比較すると、縁取りの色が黒く、口元の立体感や顎の逆三角形の形状も強いため、ややはっきりとした顔つきになっています。
好みの問題はあるとは思いますが、個人的にはセガの方がイラスト等で見る顔に似ているため、良いように感じます。
コートは風になびくような造形になっていますが、髪の方には特にそういった様子は見られません。
比較的シンプルな髪造形で立体感は控えめですが、毛先のシャープさは十分です。
後頭部の造形もセガと比較するとシンプルです。
こちらは単色無塗装で仕上げなので、そういった面でもやや劣っていると言わざるを得ません。
【上半身】
黒い特徴的な衣装です。
胸元だけやや肌の色合いが異なりますが、これは黒いパーツに肌の色を塗装していることが理由のようです。
右胸の横側に多少ひび割れが見られたり、右肩部分に接着剤のはみ出しなどが見られたりなどはありますが、製造品質自体はセガよりも高いです。
コートの品質も圧倒的にこちらの方が良いですね。
セガの方が酷すぎたというのもありますが、こちらはコートの表面の色変化が塗装で表現されているなど、見せ方にも工夫がされています。
【下半身】
脚も質感的にはこちらの方が良いですが、二つほど大きめの問題があります。
一つ目は右脚側の太ももとブーツのパーツのサイズが微妙に合っておらず、ふと思うままのパーツの断面が見えてしまっていることです。
もう一つは、フィギュア自体の座りが悪い点です。
ご覧の通りお尻の接触面はかなり狭く、また全体的な重量バランスがコートがある都合上かなり後ろ寄りです。
このため安定して飾るためには、お尻とコートの両側の下端の3点で支えるように飾る必要があります。
棚板など安定した場所に置く分には良いのかもしれませんが、ぬーどるストッパーとして使用するのはちょっと気が引けますね。
【台座】
付属しません。
【総評】評点 3.5/5
セガと比較して見てきましたが、どちらも一長一短ありますね。
パッケージ写真だと顔がかなり大きめのバランスのように見えますが、実物はそれほど気にならなかったので、入手する上でその点はあまり心配する必要はないと思います。
