6/23リリース、フリュー ぬーストシリーズ、あやかしトライアングル 花奏すずをレビューします。
前作の祭里は色々と残念なクオリティになってしまっていましたが、本作はどうでしょうか。
【全身】
白い水着姿で、台上のものに上半身を預けたポーズです。
スケール感は前作の祭里とほぼ同じなのですが、ポージングが大きく異なり、こちらの方が支持面から下の部分の長さが腿の分だけ長くなっており、およそ8.5cm以上は必要です。
残念ながらちょうど適した台座が見当たらなかったので、多少 無理やりな飾り方にはなってしまっていますが、何卒ご容赦いただければと思います。
【顔・髪】
顔は左右それぞれのプリント自体は良好なのですが、パッケージ写真よりも左右にハの字型に開いてプリントされているように見受けられ、若干外に流れたような見た目になっています。
口のプリントなどの仕様は祭里と同じでしょうか。
髪は毛束の表現自体は細かく入っていますが、凹凸自体が浅めなので、立体感という意味では若干弱めでしょうか。
毛先にかけて赤っぽい色に変化するようなグラデーションが施されていて、おそらく頭頂部側の暗い色の方が塗装色です。
後頭部側は比較的角の立ったホリの深い造形になっているので、前髪側はパーツの厚さなどもあって、凹凸を少なめにしなければならないなどの事情があったのかもしれませんね。
【上半身】
祭里と同様、大胆な水着姿です。
祭里の方に無かった要素としては、所々ピーチ色のグラデーション塗装が肌に施されており、血色の良さを演出しています。
肌の造形はよく、腰回りをお腹なども細かな凹凸のある立体感のある形状に仕上がっています。
水着は縁の黒い部分が塗装で、特に肩紐の部分などは線が太く若干 野暮ったい感じもしますが、それでも大きな破綻はしていません。
パーティング ラインもこちらの方が目立たないでしょうか。
肌は無塗装な部分が多いので、質感はいいとは言えませんが、過度にテカリが強いポイントなどもなく、ほぼ全体的に同じ質感なのは好感が持てます。
【下半身】
脚はどういう風に写すか悩みましたが、アクリル越しに写して見ました。
脚自体の造形は正面から見る分には比較的シンプルで特徴は少なめなものの…
横から見るとお尻にかけて非常にボリューム感があるような造形になっています。
そして後ろから見ると…
水着とお尻の境界部分にはピーチ色の塗装が施されて、強めに食い込むような見た目になっています。
そして明確にどことは言えませんが、非常にアブナイ感じの造形になっていて、このフィギュアを担当された方が怒られていないか非常に心配になります。
【台座】
付属しません。
【総評】評点 4/5
顔は今一つな感じもしますが、身体の方は見所が多く、何よりチャレンジ精神が素晴らしいですね。
あとはビルドクオリティを求めたくなってしまいますが、それを求めるのは欲張りでしょうか。
