6/28リリース、フリュー ぬーストシリーズ、洛天依 Fallen Angel ver.をレビューします。
こう言っては何ですが、日本でものすごく知名度があるキャラクターではないはずなのに、なかなかの頻度でフィギュアがリリースされてますね。
プライズフィギュアは日本では風営法の兼ね合いで景品専用の非売品になっていますが、海外では普通に安価なフィギュアとして販売されているようです。
なのでどちらかというと、中国側の需要を満たす目的で作ったものを、日本側でも 景品として入れていると見た方が正しいのかもしれません。
【全身】
タイトル通り悪魔風のコスチュームに身を包んだ姿で座り、右手の人差し指を口元に当てたポーズです。
サイズ感はこのシリーズとしては 標準的なサイズで、高さは15cmぐらいです。
【顔・髪】
エメラルドグリーンの瞳にはピンクや水色の差し色が入っており、アイプリント自体のクオリティは悪くないように感じます。
ただ口は赤い点が1つポツリとついているだけで、若干取ってつけた感があるのと、少し顔の右側に偏ってプリントされているのが気になります。
髪の造形は 立体感があって良いのですが、テカリが強く、プライズフィギュアなりのクオリティになってしまっています。
また右の角には白い汚れの跡が見られるなど、組み立ての品質的にも悪いと言わざるを得ない点が見られます。
そういえば、なぜかは分かりませんが中国だと白い髪のキャラクターは人気があるそうです。
となるとなおのこと、現地需要メインのような感じがしてきてなりませんね。
【上半身】
赤と黒をベースに、金色の差し色が入った衣装です。
スカートは帳簿の黒く 裾にかけて赤くなるようなグラデーションが施されていますが、それ以外の部分は成型色の部分が多いようです。
金の差し色はタンポ印刷されている場所と手塗りの場所があり、手塗りのクオリティもパーツによってまちまちです。
スカートの右側には、おそらくこの金色の塗料と思われるものが、水玉状に飛んだような跡が見られました。
背中の羽のパーツはダボ穴に刺さるような形で固定されているのですが、パーツ自体が浮いているのかダボ穴自体が大きめなのか、穴の内部が見えるようになってしまっています。
【下半身】
脚は全体的に曲線的な形状で、あまり骨張ったような箇所は見られず、アニメ調にディティールが削ぎ落とされています。
ソックスは左右でアシンメトリーなデザインとなっており、スカートと同様のグラデーションが見られます。
ぬーストの恒例の座りのチェックをしましたが、このフィギュアは抜群に安定感は良いですね。
多少浅めに座らせても、倒れるようなことはありませんでした。
スカートの内側はドロワースでした。
クレジット表記は右の靴の裏側です。
【台座】
付属しません。
【総評】評点 3/5
髪以外の造形が大味なのと、ビルドクオリティが著しく低いのが気になります。
中国向け中心だからクオリティが悪いというわけではないはずですが…現地の方がこのフィギュアをどう見るのかはちょっと気になりますね。
