8/24リリース、フリュー Exc∞d Creative Figureシリーズ、初音ミクxラスカル サイバーフューチャーver.をレビューします。
全く知らなかったのですが、ミクとラスカルのコラボフィギュアは過去にも何回かリリースされているようです。
そしてこのコラボ自体ももう何年も続いているもののようで、フィギュア以外にもぬいぐるみがプライズ化されていたり、市販のコラボグッズなども販売されていたようです。
今回のフィギュアは、2022年のコラボの際の衣装を立体化したもののようなので、見ていきましょう。
【全身】
かなり縦に長い箱に入っていたため、大きめのフィギュアなのかと思っていましたが、箱を開けてみたら全くそのようなことはなく、比較的普通のサイズ感のフィギュアで、高さは18cm弱程度でした。
元イラストを担当されたのは、イラストレータの小原トメ太先生とさくら小春先生のユニット、QP:flapperのようです。
【顔・髪】
今回は参考にパッケージ写真の顔も載せておきます。
残念ながらパッケージ写真とはかなり顔の印象が異なりますね。
パッケージ写真は比較的明るい色が使われているのですが、実物はアイプリントも口の塗装も比較的濃いめの色が使われている他、そもそも黒目の色の配置も異なる点や、チークの色が入っていない点なども気になります。
顔をパッケージ写真と同じ角度から見た場合の顎のラインの出方はほぼ同じなのですが、顔を左側から見るとやや不自然な膨らみが顎に見られます。
ちょっとこの顔のクオリティーの劣化は擁護のしようがないのではないでしょうか。
髪はボリューム感があって造形も大小メリハリのついた毛束表現は良いのですが、ツインテールと後頭部の色味はかなり異なっている点も気になります。
悪いことばかりでいいことにあまり触れられていないのですが、普段のフリューからは考えられないレベルなので、ご容赦下さい。
【上半身】
衣装は比較的パッケージ写真との差分は少なめで、アイドル風の衣装が立体化されています。
塗装されている箇所は少なめで、基本的に成形色で仕上げられていると言っても差し支えなさそうです。
ミクの方の顔もかなり印象が変わってしまっていましたが、ラスカルの顔もパッケージ写真とは異なっており、パッケージでは縦長の目だったのが斜め方向に伸びた楕円形になっています。
こういう目はタンポ印刷で作られているはずなので、あまり形状が潰れるようなことは考えられないと思うのですが…
肌は表面の質感は悪くないのですが、若干左腕側のパーツが浮き気味なのと、パーティングラインが目立つ位置にあるのが残念なポイントでしょうか。
後ろ側にはラスカルと同じようなしっぽがついていますが、塗装は大味でかなりガタついています。
【下半身】
脚は細身でかなり強めにデフォルメされた形状のように見えます。
ブーツは全体的に塗装が施されていて、マットな質感になっています。
下半身はあまり悪い要素は見当たらないですね。
スカートは横側が持ち上がるようになっていますが、意外と覗き込むようにしないと内側は見えないようになっています。
スカートの内側は下着の上端のラインまででした。
【台座】
ピンクのリボンを象ったクリアな台座です。
【総評】評点 3.5/5
兎にも角にも、ミクとラスカルの顔がパッケージ写真と異なりすぎます。
点数が伸びることを期待していたフィギュアなだけに、これはダメージが大きいですね。
ゲームセンターでも比較的余っていたように見えますが、サンプル品展示などから回避した人も相当数いるのかもしれませんが、注意喚起も兼ねて少し厳し目の点数にしておきます。