1/27リリース、セガ Luminastaシリーズ、初音ミク ビターパティシエをレビューします。
Luminastaシリーズ3連続レビューもこれで終わりです。
果たしてこれまでのPMシリーズとの違いは感じられるのでしょうか?
【全身】
タイトル通りパティシエ衣装です。
元となったイラストがあるようで、ニリツ先生のイラストが以下のページで紹介されています。
【アミューズメント景品】ピアプロ×セガプライズコラボ第4弾!『ビターパティシエ』フィギュア&クリアキーチェーンが登場! – 初音ミク公式ブログ
チョコレートらしい茶色と白、そしてミクのミントグリーンの色合いが上手くマッチしていますね。
【顔・髪】
顔は比較的イラストを忠実に再現しています。
大きめに開いた目の少女らしさとフィギュア全体の大人っぽさが混在して独特の雰囲気のある印象を演出しています。
前髪もイラスト通りで、ミクしては珍しくおでこがはっきりと見えるような髪型になっています。
ツインテールもいわゆる縦ロールになっており、造型自体はシンプルですが、エレガントで大人っぽい雰囲気を醸し出しています。
緑色の部分は成型色のようですが、多少ザラついた感じの質感のプラスチックで成型されており、安っぽさはそれほど感じないものの、あまり髪らしくもない質感です。
【上半身】
茶色と白を基調としたパティシエ衣装です。
全体的に造形はよく、衣装のシワの入り方も自然です。
腰エプロンにつけられた装飾は質感にもこだわっているようで、「M」と書かれたチョコレート風の名札や大きく横に伸びた緑色のリボンは、光沢感の強いクリア塗装が施されています。
ここまではっきりと質感にこだわったセガのフィギュアはこれまでも数えるほどしかないため、やや特殊な要素と言えるかもしれません。
背中側はほぼ茶色ですが、衣装の造形がしっかりとしているので単調な感じはありません。
【下半身】
脚の造形もミクらしくスレンダーなバランスの仕上がりです。
このフィギュアのほぼ唯一と言っても良い製造上の問題点がこの膝の茶色い汚れです。
ソックスの縦ストライプはプリントのようなので、おそらく靴の塗料だと思われます。
後ろからだとタイトなミニスカート風に見えますが、布の伸びるようなシワ表現にこだわりを感じます。
【台座】
白い円盤です。
【総評】評点 4.5/5
全体的に造形のクオリティが高く、デザインも優れているので見どころの多いフィギュアになっていますね。
恐らくLuminastaシリーズは従来のPMシリーズの延長線上にはあると思うのですが、クオリティアップのために必要であれば800円の壁も超えるような柔軟な運用がされているのかもしれないなと一消費者としては予想します。