11/30リリース、セガ Luminastaシリーズ、初音ミク クリスマス 2023をレビューします。
今年もこのミクのクリスマス衣装が出る時期がやってきましたね。
この手の季節ものはタイミングを外すとあまりレビューしても意味がないものになってしまうので、順番は前後しますがクリスマス前のこのタイミングでお届けしようと思います。
今回元イラストを担当されたのはKEI先生です。
以下別商品の写真にはなりますが、イラストの全身が見えます。
ではどのようなフィギュアに仕上がっているのかを見ていきましょう。
【全体】
・大きさ・存在感: 3.5/5
・カラーリング: 4/5
・再現度: -/5
・バランス: 4/5
KEI先生のクリスマスミクの衣装デザインは毎年違ったデザインですが、今年はかなり大胆なものとなっています。
高さはおよそ20cmで、プライズフィギュアとしては標準的な大きさだと思います。
【顔・髪】
・アイプリントの品質: 3.5/5
・顔の造形: 3/5
・顔の塗装・質感: 3.5/5
・髪の造形: 3.5/5
・髪の塗装・質感: 3/5
・ビルドクオリティ: 3.5/5
・見所・魅力: 3.5/5
アイプリントのデザインは非常に細かく、瞳の中には5〜6色程度使われていますが、アイプリントからの反射が強めのように見えます。
口は前歯と口の中の2色で塗装されていますが、前歯というより唇の淵の部分が少し白っぽく塗装されているような程度で、この辺りはもう少し造形でうまく表現してほしいところではありますね。
髪は無塗装成形色ですが、極端にテカリが強いというほどではありません。
造形は、過去のKEI先生のプライズフィギュアと同様、大きめの毛束で表現されており、もう少し表面の凹凸などでメリハリがついていると嬉しいところです。
ツインテールは縦に緩くロールするような形状となっており、過去作のいずれとも少々雰囲気が異なります。
ここ2年はサンタ帽をかぶっていない状態になっていましたが、今年は小さめのものを頭に乗せています。
【身体】
・素肌の造形: 3.5/5
・素肌の塗装・質感: 3/5
・衣装の造形: 4/5
・衣装の塗装・質感: 3.5/5
・ビルドクオリティ: 3.5/5
・見所・魅力: 3.5/5
例年腕や脚はある程度肌の露出があるものの、12月の寒い時期ということもあって基本的にそれなりに暖かそうな格好をしていることが多いのですが…なんと今年は脇まで見える上に、腰も肌が露出するというかなり薄着な感じの衣装になっています。
もしかしたらボーカロイドは寒くないのかも知れませんが、きっと家の中での衣装なので、暖房があることを前提に着ていると解釈した方が良いかもしれないですね。
イラストから多少簡略化されている部分はありますが、基本的な構成要素はほぼ同一のものとなっています。
肩の金色のチェーンなのか紐なのかが少々イラストよりも太めの表現になっているので、この点から受ける印象はやや異なります。
上半身側のシワは少なめで、衣装の装飾等を除けば比較的シンプルな造形の体つきで表現されているように見えます。
この辺りは元イラストとの兼ね合いもあり、一概にフィギュアとしての造形がどうこうという話では無い部分もあるのが評価の難しいところです。
衣装の赤い部分の質感は場所によって若干異なり、スカート→腰→胸の順で質感が良くなります。
上半身と比べるとスカートの方はフリルなどを除いても細かな印象の形状変化などが多めに表現されているように感じます。
脚も基本的にシンプルな形状で、ミクらしいスレンダーな脚として表現されています。
このフィギュアの白い部分は基本的に成形色なのですが、ニーソのみは塗装されており、ガーターベルトで釣るような表現になっています。
ただ、ガーターベルトの塗装は全体的にはみ出し気味でした。
腰の部分が露出するような衣装なのでスカートの内側がどうなっているのかかなり気になりましたが、赤いリボンのついた普通の白い下着を履いていました。
下着の上の肌の部分は見えないようになっていたので、もしかしたらレオタード状の衣装の上から普通の下着を履いている…のかもしれません。
【台座・付属品】
・台座の品質: 3.5/5
・付属品の品質: -/5
白い円盤に赤いプリントでした。
【総評】
・総合評価: 3.5/5
今年のクリスマスミクは装飾と肌の露出が多めで、去年や一昨年と比較するとちょっと一味違った出来になっているように感じました。
全体的な質感がもう少し改善されると嬉しいのですが…その辺はまた来年のクリスマスに期待しましょう。
