3/7リリース、バンプレスト 初音ミク レーシングミク2022 Tropical Maid ver.をレビューします。
バンプレストの長年にわたる恒例のレーシングミクシリーズですね。
昔はSQシリーズ等でリリースされていたと記憶していますが、最近のバンプレストにはあまり当てはまるシリーズがないためか、ウマ娘などのフィギュアと同じく既存シリーズへの当てはめはされていません。
【全身】
コロナ禍以降タイやマレーシアなどでの東南アジアラウンドは開催されていませんが、それらのラウンドをイメージした肌面積の多い衣装です。
早速大きめの問題点ですが、脚とそれ以外で肌の色味が異なります。
脚はまだ健康的に焼けているような色合いですが、上半身側はやや焦げたような感じになってしまっていますね。
【顔・髪】
アイプリントはかなりシンプルで、ややディティール感には欠けるでしょうか。
口の造形は立体的で良いのですが、塗色がやや薄めで、肌の色に負けてしまっているように感じられます。
髪は単色無塗装ですが、質感はそれほど悪くないでしょうか。
毛束の表現自体はやや大きめですが、動きや毛のシャープさは良好です。
首の後ろの肌の部分に白化が見られました。
【上半身】
タイトルにはメイドとついていますが、もはや水着と大して変わらない露出の多い衣装です。
造形は比較的細かく、細身ながらもメリハリのあるボディラインが表現されており、グッドスマイルレーシングのロゴなどもプリントされています。
一方で難点としては、胸元の穴の部分の肌にシワがよっており、あまり見た目がよくありません。
パーツ同士の合わせもやや甘く、右脇の下などは不自然な段差ができてしまっていました。
背中側も造形は良いのですが、首の紐パーツの下の肌部分がやや透けており、今ひとつな見た目になっています。
肌のテカリは強めですが、日差しの強い中で汗をかいているような表現とも捉えられなくもないですね。
【下半身】
上半身と比べて下半身はボリューミーな印象です。
特に内腿周りの造形にこだわりを感じます。
太ももの側面には大きく クリプトンのロゴがプリントされていました。
お正月にレビューした2019年版レーシングミク タイver.と同じですね。
左臀部の黒い部分に、製造時についたと思われる半円状の跡が見られました。
またサンダルの白い部分は、肌の色に負けてしまっており、所々塗りムラがあるように見えます。
【台座】
白い円盤です。
【総評】評点 3/5
手持ちの過去のレーシングミクと並べて撮影してみました。
左が2015、右が2020です。
それぞれ長所短所はありますが、何より2022のスケールダウン感やシンプルさが目立ちます。
その分 クオリティが上がっていれば良いのですが、残念ながら質感やビルドクオリティも高いとは言えません。
グッスマのロゴが入る以上、それなりにしっかりとグッスマ側も監修しているのだろうなと過去作からは感じていたのですが…今年は違うのでしょうか?
いずれにしてもやや残念な出来であることは否めません。
最後に先日の富士の公式テストで4号車の写真を撮ってきたので、よろしければご覧下さい。