3/29リリース、フリュー Trio Try iTシリーズ、リゼロ レム Cherry Blossomをレビューします。
フリューはExc∞d Creative Figureシリーズに続く新シリーズですね。
セガがPMシリーズをシュリンクしてLuminastaシリーズに置き換えているのと同じで、SSSシリーズなどのフィギュアシリーズの後継となるのでしょうか。
以下公式サイトから引用しますが、
ブランド名の「Trio」はクオリティ・大きさ・造形の3要素を、「Try」は新しい表現へのチャレンジ精神を、「iT」は商品を表しています。
ユーザーの目を惹く、圧倒的に造りこまれた造形・彩色で、チャレンジングかつ魅力的なフィギュアを展開いたします。
とのこと。
中々高い目標を掲げていますが、果たして実物はどのような仕上がりになっているでしょうか。
【全身】
桜の花をイメージした衣装です。
フィギュアの大きさ自体は20cm程度で、今の最新プライズとしては比較的大きめの部類には入るでしょうか。
もっとも、レムのフィギュアはタイトーがプレシャス時代のフィギュアを再販しまくっているので、それほど目新しさがあるわけではありませんが…
【顔・髪】
顔は悪くはないのですが、若干口の中の色のが明るめで立体感に欠けるでしょうか。
ここまではっきりと両目が見えるレムのフィギュアは珍しい気がします。
前髪パーツはかなり透明度が高く、かなり深い位置まで透ける仕様になっています。
一方で、後ろ髪は単色ベタ塗りなので、前髪と後ろ髪で色の濃度が全く異なります。
後ろ髪は地味に内外2パーツ構造になっていますが、よほど注意して見ないと気づかないレベルです。
せっかく2パーツにするなら後頭部もクリアにしたほうが前髪との整合も取れて良かったのではないでしょうか。
【上半身】
桜の花をイメージした衣装の特徴的なポイントとしては、スカート部分にクリアパーツが多用されていることでしょうか。
場所によって透明度が異なるグラデーションが施されており、桜の花の透明感をよく表現しています。
それ以外のドレス部分の造形も、多少ディティールは薄めに感じますが、クオリティ自体は良好です。
鎖骨から胸元にかけては見どころの一つと言えそうです。
このフィギュアの良いところの中で私が最も重要だと思っているのが肌の質感です。
少し抵抗感のあるざらっとした手触りで、見た目的にもテカリが少なく、肌らしい質感になっています。
【下半身】
脚は靴だけ履いた感じですね。
造形も良いとは思うのですが、少し裏腿からお尻にかけての曲線が大げさすぎる気がします。
スカートは大きく広がっていますが、パンツから上は埋まっていました。
【台座】
白い半クリアな円盤にピンクのプリントです。
【総評】評点 4/5
素性は良いのですが髪の前後の塗装がチグハグなのは明確にダメですね。
とはいえ、中々なクオリティで作られていることはわかったので、次作以降に期待ですね。
