7/22リリース、フリュー ぬーどるストッパーシリーズ、無職転生 ロキシーをレビューします。
無職転生、プライズフィギュアではほぼ動きがありませんでしたが、スケールフィギュアでは色々と興味深いフィギュアがいくつもリリースされるなど、割と話題性のある作品だと認識しています。
特にコトブキヤのロキシーのフィギュアは、まさかのギミックによる劇中再現仕様で、そんなことできるんだと感心した記憶があります。
詳細はここでは省きますが、ググっていただければ色々と情報が出てくるはずなので、気になる方はそちらもチェックしてみていただければと思います。
【全身】
劇中衣装からマントを脱いだ姿で、右手で本を抑えつつ左手で髪をくるくるとしたポーズです。
サイズ感は普段のぬーストシリーズとほぼ同じかわずかに大きいくらいでしょうか。
【顔・髪】
いきなりですが、顔のクオリティは微妙です。
大きく気になった点としては3つで、順番に挙げていくと左目の下側が若干 外に流れるような形にプリントされていること、白目部分の影が灰色というよりは ピンクに近い色合いでプリントされていること、口元の造形とプリントが合っていないことです。
前髪の左側にはなぜか 白い点のようなものが3箇所ほどはっきりと見えてしまっています。
髪は所々濃淡が表現されているようには見えるのですが、無塗装の部分が多く、質感的にはそれほど良いようには感じられません。
造形は前髪側は多少毛束が大きめで、後頭部の方が比較的細かく表現されているように感じられます。
また後頭部には一部焦げた跡のような黒っぽい汚れが見られました。
【上半身】
複雑な衣装もよく再現されていると思うのですが、質感と塗装ともに気になる箇所がいくつか見られます。
まずは質感についてですが、クリーム色の部分の多くが成型色で表現されています。
形状が平坦なところではそれほど気にならないのですが、肘関節周りなど衣装にシワが入る部分では若干テカリが強くなってしまっています。
また塗装については、比較的塗り残しやはみ出しが多く、特にフィギュアを正面方向から見た時に水色のラインがはみ出している点や、胸の黒い部分の塗色がはみ出している点などは目立つでしょうか。
衣装のシワ表現は少なめで、見所にも欠けます。
【下半身】
脚は膝のボリュームが大きめかつ若干頭身が低めのバランスで、あまり見所感はなさそうです。
個人的にいただけないポイントが右腿の抉れで、スカートとの干渉を防ぐために膝のすぐ上の箇所でスカートの裾に沿うような形で抉れる形状になっています。
正面方向からではそれほど分かりませんが、フィギュアの左半身を見るようなアングルで座らせると、この抉れが目立って見えるようなアングルができてしまいます。
スカートが広く広がっていることから お分かりの通り、座りの悪さは特にこのフィギュアでは問題になりませんでした。
クレジット表記はスカートの下側です。
【台座】
付属しません。
【総評】評点 3.5/5
ぬーストシリーズの実力を考えたらまだまだやれるはずだったフィギュアだと感じました。
スケールではいくつもフィギュアが出ているキャラクターでも、プライズではまだまだなので、今後のリリースに期待することにしましょう。
