8/3リリース、バンプレスト Celestial viviシリーズ、アイドルマスター ミリオンライブ 如月千早をレビューします。
ゲーム版リリースから18年、アニメ版放映からでも12年という事実はそれはそれで驚きなのですが、そのキャラクターが未だにこうしてフィギュアとしてリリースされているというのも驚きです。
ただ当然といえば当然ですが、当時の初代アイマスとしてリリースされているわけではなく、現在も稼働中のソシャゲ、ミリシタとしての商品化のようです。
だからと言ってキャラクターが変わるわけではないので、懐かしさを感じながらレビューをしていこうと思います。
【全身】
最近のバンプレストのフィギュアとしては珍しく、大きめの箱に入っていたのですが、中を開けてみると3/4は空気で、いくつかのパーツに分かれたものを組み立てるようになっていました。
青い水着姿で、後方を振り返るようなポーズになっています。
高さは21cm程度で、最近のプライズフィギュアとして見ると、若干大きめのサイズ感ですね。
【顔・髪】
比較的シンプルなアイプリントの形状ながらも、しっかりとアイマスキャラらしい顔になっていて、その点は好感が持てます。
少し開いた口は単色塗装かつシンプルな造形なので、その点は少し残念でしょうか。
振り返る方向で最適化された顔なので、正面から見ると多少顔の印象は崩れるでしょうか。
あと最初に言ってしまいますが、このフィギュアの肌の質感は全体的に悪く、顔も例外ではありません。
髪の造形自体はよく、先端がクリアになるなどの工夫も凝らされていますが、斑状の模様が見えるなど質感は良いとは言えませんね。
フィギュアとは直接関係ありませんが、こうして髪を後ろで束ねていると響っぽくも見えますね。
【上半身】
昔からまな板やスペースコブラのタートル号に喩えられていた身体ですが…公式設定の72/55/78がこのフィギュアでも忠実に再現されています。
胸にメリハリがない分、お腹周りの作り込みにはかなり気を使っているように感じられ、特にお臍はかなり深さのある造形になっています。
水着にはモールド加工で模様が入っており、立体感が補われています。
鎖骨は左右でやや深さの表現が異なり、左側は若干浅めではありますね。
このフィギュアの最大の問題点の肌についてですが、全体的にテカりが強い他、細かなひび割れやシワなどが見られる箇所も多く、プライズフィギュアとして見ても肌の質感は悪いと言わざるを得ません。
比較的シンプルかつ肌面積の多いフィギュアなので、この点に関してももう少しこだわりが欲しいところです。
【下半身】
上半身は比較的スレンダーではあるのですが、下半身は腿の肉付きはよいように見えます。
膝は頂点部分の造形は控えめですが、膝の内側のラインにはやや特徴があり、クセが全くないわけではなさそうです。
左腿の側面には接着剤の垂れた跡が見られました。
水着をつまむような手の造形になっていますが、特に指に引っかかるような ポイントはなく、あまり上半身側との造形もあっていません。
【台座】
青い円盤です。
【総評】評点 3.5/5
造形は比較的頑張っていると思うのですが、全体的に質感は悪く、それによってプライズらしさが出てしまっているフィギュアです。
フィギュアの出来の是非はともかく、懐かしい気持ちになれたので、個人的にはこうしてフィギュア化されて良かったと思います。