9/8リリース、セガ Luminastaシリーズ、デビィ・ザ・コルシファは負けず嫌い デビィ・ザ・コルシファをレビューします。
一度レビュー対象外にした作品ではありますが、ゲームセンターで実物を見て少々気になる要素があったので、レビューしてみようと思います。
どのような作品かよく知らなかったのですが、ジャンプ＋で原作が3話まで無料で公開されていたものを読むと、普通に最近よくある「〇〇さんは〇〇」系の作品の文法通り、あまりシリアスな要素はなさそうで、気楽に読めそうな作品です。
【全体】
・大きさ・存在感: 3/5
・カラーリング: 3.5/5
・再現度: 3.5/5
・バランス: 4/5
原作衣装で、左手の人差し指を顔の前で立てたポーズです。
フィギュアの高さはおよそ19cm台後半ですが、頭の上の耳(?)の部分を含んでいることと、靴のデザインがやや厚底気味なのもあって、実際のスケール感は数字以上に小さめなように感じます。
【顔・髪】
・アイプリントの品質: 4/5
・顔の造形: 4/5
・顔の塗装・質感: 3.5/5
・髪の造形: 3.5/5
・髪の塗装・質感: 3/5
・ビルドクオリティ: 3.5/5
・見所・魅力: 3/5
見ての通り頭の部分にももう2つ目がついているようなキャラクターデザインとなっているので、合計4箇所アイプリントがされていることになるでしょうか。
上の方の右目は少しプリントが途切れるような感じに見えていますが、これはパッケージ通りなので、特段製造上の問題というわけではなさそうです。
気になった要素の一つ目が口の形状で、舌や口蓋など通常のプライズフィギュアではあまり表現されないようなところまで、かなり深みのある形状になっています。
悪魔ということを考えれば、これも1つの表現なのだとは思いますが、ただ元々がギャグ漫画なので、あまりリアリティがあってもな、という感じもしなくもないです。
髪は特徴的な形状のボブカットが再現されていますが、無塗装で質感はあまり良いとは言えない点と、若干色味が薄めなのが気になります。
【身体】
・素肌の造形: 3.5/5
・素肌の塗装・質感: 3/5
・衣装の造形: 3.5/5
・衣装の塗装・質感: 3.5/5
・ビルドクオリティ: 3.5/5
・見所・魅力: 3.5/5
黒っぽいタイトな衣装に、首元に付けられた赤いバラの花が目立ちます。
気になるポイントの2つ目が身体部分の造形で、ボリューム感のある胸が目を引きます。
左側は腕に押されて潰れるような表現になっていますが、沈み込む形状以外にも腕に押されて持ち上がるような表現があっても良かったのではないかと思います。
上半身の衣装の表面はエナメル感を表現するためか光沢感が強いな仕上がりですが、塗装によって光沢感を出しているというよりは、プラスチック素材そのものの反射の強さが活用されているような感じで、質感の面ではあまり良いとは言えません。
背中の羽と尻尾は組み立てが必要ですが、右側の羽だけやたらと嵌合が難しいように感じました。
素肌部分は無塗装で、質感はプライズなりといったところです。
下半身は細かな凹凸はありながらも、あまりはっきりとした膝の造形はなく、適度にデフォルメされています。
ガーターベルトで止められたソックス部分は触るとつるつるとしたした表面になっており、こちらは塗装で仕上げられていそうなように感じます。
スカートの丈は短めですが、内側は意外と覗き込むようにしないと見えません。
黒ばかりで白い要素のないフィギュアでしたが、スカートの内側は白色で、少し安心したような、そうでないような…といった感じです。
【台座・付属品】
・台座の品質: 3.5/5
・付属品の品質: -/5
隅を落としたが黒い四角い台座に、赤くチェックの模様がプリントされています。
【総評】
・総合評価: 3.5/5
悪いフィギュアではないのですが、所々作りの安っぽさが目立つといったような感じでしょうか。
まだちゃんとしたアニメ化もされていない作品なので、なぜこの作品を選んでフィギュア化したのかは少し謎ですが、作品のファンの方が集めていただくには良いフィギュアなのかもしれません。
