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【3.5/5】劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[新編] 叛逆の物語 Serenus couture -鹿目まどか- (バンプレスト)

10/24リリース、バンプレスト Serenus coutureシリーズ、まどマギ 鹿目まどかをレビューします。
まとマギのフィギュア、すごく久しぶりですね。
このブログを始めた当初ぐらいに1度レビューしましたが、それ以来でしょうか。
ちょうどこのフィギュアがリリースされる1ヶ月ぐらい前に映画の続編が制作されることが発表されたので、それに合わせるように企画されたものかもしれません。
いずれにしても約2年ぶりのまどマギのフィギュアなので、どのように変わったのか見ていきましょう。

【全体】
・大きさ・存在感: 2/5
・カラーリング: 3/5
・再現度: -/5
・バランス: 3/5


白いワンピースドレスに、ピンク色のリボンを腰に巻いた衣装で、女の子座りで座ったポーズです。
サイズは非常に小さめで、高さおよそ10cmといったところでしょうか。

【顔・髪】
・アイプリントの品質: 4/5
・顔の造形: 3.5/5
・顔の塗装・質感: 3.5/5
・髪の造形: 3/5
・髪の塗装・質感: 3.5/5
・ビルドクオリティ: 3.5/5
・見所・魅力: 3.5/5


前回も似たような表現をしたかもしれませんが、実に蒼樹うめ先生らしい顔で、イラストチックに瞳の中に斜線が描かれているのが特徴的です。
チークと口の色もプリントで表現されていますが、チークの色は比較的明るめのピンク色で表現されていて、濃いめの肌の色と比較すると少し弱い感じはしますね。

 


髪は左側にお団子のあるサイドテールで、髪留めに白い花のような飾りがついています。
髪の造形は全体的に大きめの毛束の表現で、ディティール感はあまりありません。


塗装されているかどうかはパッと見では判断がつきませんが、表面の質感は悪くはなく、テカりが気になるというようなこともありませんでした。

【身体】
・素肌の造形: 2.5/5
・素肌の塗装・質感: 3.5/5
・衣装の造形: 3/5
・衣装の塗装・質感: 3.5/5
・ビルドクオリティ: 3.5/5
・見所・魅力: 3/5


まず気になったのが全体的な体のバランスで、肩幅と頭の幅を見比べてみるとわかるのですが、ほぼ同じくらいの幅で表現されています。
つまるところ、その分だけ頭が大きめというバランス感で作られているということで、特に胴体部分のボリュームが小さく見えますね。


白いドレスは成形色のようですが、テカリの強い箇所などは見られず、質感は悪くないように感じます。
造形は胴体が小さめなバランスなのもありますが、全体的にボディラインの凹凸も少なめで、衣装の細かな凹凸が見られるくらいでしょうか。


肩の部分の布地はクリアなパーツで成形されていて、わずかに透ける仕様になっているのですが、この部分が透けていることで胴体と腕のパーツの接合部も透けて見えてしまう仕様になっています。
顔のところでも少し言及しましたが、肌の色が少し濃いめの色で表現されています。


スカートは全体的にシワが多めの表現になっており、この部分では造形の細かさを感じられます。
対照的なのが靴で、全くデザインにこだわっていないようなディティール感のない形状となっていることで、プライズ感の強さが出てしまっているように感じます。


脚は普通に飾っている状態だと膝から下しか見えず、造形的にも取り立てて優れた点はないように感じます。
スカートの内側はフィギュアをひっくり返せば見ることはできますが、膝から足首までの太さに対して、腿と足が大きすぎるバランスになっていて、あまり見ていて嬉しいものではありません。


下着の造形も一応ありますが、腿やお尻の一部は平たくなっており、その点でも下からの鑑賞にはあまり向きません。
クレジット表記はスカートの内側にモールドで表現されていました。

【台座・付属品】
・台座の品質: -/5
・付属品の品質: -/5
付属しません。

【総評】
・総合評価: 3/5
久々にザ・プライズと言ったような感じのフィギュアでした。
前作はあれこれ工夫した上での失敗が見られましたが、今作はそもそもの作りが簡素でボリューム感も小さめなので、はっきり言うと劣化しているというのが率直な感想でしょうか。