10/27リリース、バンプレスト Serenus coutureシリーズ、俺ガイル 雪ノ下雪乃をレビューします。
フィギュアのタイトルにもある通り、俺ガイルも10周年なんですね。
ただこの10周年というのは、TVアニメ版を基準にしたもののようで、原作は2011年からスタートしていたようです。
この作品のフィギュアといえばタイトーのイメージだったのですが、そういえばKyuntiesシリーズが出たての頃ぐらいに、チャイナ服姿のフィギュアがありましたね。
あの時は製造品質に問題がありましたが、今作はどうなっているのか見ていきましょう。
【全体】
・大きさ・存在感: 3/5
・カラーリング: 3.5/5
・再現度: -/5
・バランス: 4/5
白いワンピースをベースに、Serenus Coutureシリーズ定番のラメの入ったクリアパーツが巻かれた衣装です。
大きさは約15cmで、特に大きくも小さくもないサイズ感です。
【顔・髪】
・アイプリントの品質: 3/5
・顔の造形: 3.5/5
・顔の塗装・質感: 3.5/5
・髪の造形: 3/5
・髪の塗装・質感: 3/5
・ビルドクオリティ: 3.5/5
・見所・魅力: 3/5
アイプリントは非常にシンプルな塗り分けで、縁取りに使われている黒色を除くと、瞳の中は水色と灰色の2色しか使われていません。
ただ瞼の色やチーク、口のラインなどもタンポ印刷で作られているようで、それらは全て別々の色で表現されているので、色数自体が少ないわけではなさそうです。
髪は成形色で、塗装はされていません。
テカリ自体はそれなりに強めの箇所もありますが、造形が平面的になる部分は表面に細かな凹凸がつけられていて、それによって光が1つの面に強く反射しづらくはなっているように感じます。
髪の造形は、後ろ髪が比較的深めの位置から毛束が分かれるような造形になっています。
ただ頭頂部付近は比較的平面的な形状で、前後の髪の合わせ目付近に円形の跡が見られるなど、品質的にも今一つな感じです。
【身体】
・素肌の造形: 3.5/5
・素肌の塗装・質感: 3.5/5
・衣装の造形: 3.5/5
・衣装の塗装・質感: 3.5/5
・ビルドクオリティ: 3/5
・見所・魅力: 3.5/5
先述の通り、Serenus coutureシリーズはラメの入ったクリアパーツが特徴のフィギュアシリーズですが、今作では青いクリアなパーツの中に、ラメが入っています。
ラメの主張は比較的大人しめで、過度にキラキラしすぎない程度で止められています。
クリアパーツの表面には、モールドで模様が入れられており、この点でもディティールの細かさを感じさせるでしょうか。
ワンピース自体は比較的シンプルなデザインで、スカートの裾の部分以外はほぼ動きはありません。
肌は比較的テカリが少なめの作りにはなっていますが、所々表面がデコボコとしたような形状になっているのが気になります。
あと左腕に一部毛羽だったような後も見られました。
脚は比較的シンプルな形状で、癖の少ない感じに仕上げられています。
両腿のサイドにパーティングラインが、割りと目立つ形で見られます。
このフィギュアは全体を見渡すと割と謎の汚れが多く、左ふくらはぎの外側に青っぽい汚れが、右肩にオレンジ色の汚れが見られました。
いずれのパーツもそんな色は使われてはいないはずなので、どこかに付着していた塗料が移ったものなのだとは思いますが…
スカートの内側は強めの照明を使っても、ほぼ様子を見ることは不可能でした。
クレジット表記はお尻の下にプリントで表現されています。
【台座・付属品】
・台座の品質: 3.5/5
・付属品の品質: -/5
ラメの入った薄い水色の五角形の台座です。
最近のこの手のフィギュアだと台座が省略されることも珍しくないので、この点では良心的と言えそうですね。
【総評】
・総合評価: 3.5/5
造形自体は悪くなさそうなのですが、製造品質の問題が目立つフィギュアだったと思います。
続きで残り2人分リリースされるみたいですが…レビューするかはちょっと考え物ですね。
