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【3.5/5】ぼっち・ざ・ろっく! Desktop×Decorate Collections “後藤ひとり” (セガ)

11/30リリース、セガ Desktop×Decorate Collectionsシリーズ、ぼっち・ざ・ろっく! 後藤ひとりをレビューします。
ぼっちちゃんとしては2作目のフィギュアになりますね。
前作が出たのが2023年の3月だったので、8ヶ月ぐらいの期間が開いたわけですが、その間に季節は巡り、それと同様に話題作も移り変わってきました。
その結果なのかは分かりませんが、この11月末のぼざろフィギュアは次回レビュー予定の虹夏ちゃんも含めて比較的長期にわたってゲームセンターに在庫があったように感じます。
とはいえスケールの方もまだまだ新作の発表が続いているので、アニメ放映直後の過熱感が収まってきた程度に捉えておくべきでしょうか。

【全体】
・大きさ・存在感: 3/5
・カラーリング: 3.5/5
・再現度: -/5
・バランス: 4/5


おなじみのピンクのジャージと制服のプリーツスカート姿でピースをしたポーズです。
サイズはおよそ18cm弱で、以前のラブライブのシリーズのものに比べると少しだけ大きめに作られているように感じます。

【顔・髪】
・アイプリントの品質: 3.5/5
・顔の造形: 3.5/5
・顔の塗装・質感: 3/5
・髪の造形: 3.5/5
・髪の塗装・質感: 3.5/5
・ビルドクオリティ: 3.5/5
・見所・魅力: 3.5/5


このフィギュアシリーズはフィギュア同士を近づけて飾れるというのが特徴なので、おそらく結束バンドの他の面々と記念写真を撮るようなシーンをイメージしていると思うのですが…
笑顔が引きつっていて写真に映り慣れていない感じがよく出ていると思います。

 


アイプリントの瞳の中は塗り分けのはっきりとしたタイプのもので、白目部分に影がないことで、顔に落ちた影の中の目が明るく見える表現が再現される仕様のものとなっています。
口の塗装は単色で、やや癖のある表情をしているので、この辺りは好みの分かれるポイントかもしれません。


髪は前作に比べると1つ1つの毛束がやや大きめの表現ではありますが、前髪がしっかりと厚みのある形状になっていることと、後頭部の髪も流れるような表現が見られることから、それほど悪い印象はありません。
全体的に塗装も施されており、質感もプライズとしては許容範囲内ではないでしょうか。

【身体】
・素肌の造形: 3/5
・素肌の塗装・質感: 3/5
・衣装の造形: 3.5/5
・衣装の塗装・質感: 3.5/5
・ビルドクオリティ: 3/5
・見所・魅力: 3/5


ジャージの仕様は基本的に前作と同じのようで、ピンクの部分が成形色で、白いラインは塗装で仕上げられています。
テカリは比較的抑えられていますが、成形色なりの質感で、良いとまでは言えないような気がします。


ジャージのシワの表現は前作よりも大きめでしょうか。
ただこちらの方が、胸周りが少し大きめに表現されていることもあってか、より体のラインが分かりやすく、お腹にかけての布のたるむ部分などが見られることでメリハリが出ているように感じます。


ポケットの口の部分が若干開くような形状なのもリアリティがあります。
前作とは造形表現の方向性が若干違うような気はしますが、全体的にはこちらの方が作りはうまいように感じます。


膝上丈のプリーツスカートです。
見た限りでは特に塗装はされていないように見えます。


スカートの前方に大きく擦れて削れたような跡が見られるのと、靴を接着している接着剤がソックス側にはみ出してきてしまっているのが惜しいポイントです。
膝から下のボリューム感はかなり小さめなのが写真からもわかると思いますが、腿もそれほど肉付きは良くありません。


スカート丈が長めなので、それなりに覗き込まないと内側の様子は見えません。
普通の白い下着で、そこから奥は見えませんでした。

【台座・付属品】
・台座の品質: 3/5
・付属品の品質: -/5


黒い六角形の小さめの台座です。

【総評】
・総合評価: 3.5/5
全体的に前作のちょこのせと比較すると造形や質感は良くなっているように感じますが、ビルトクオリティの悪い部分は数カ所見られます。
ぼっちちゃんらしさのある表情も含めて特徴は捉えているように感じるので、安価かつ容易に手に入るフィギュアとしてファンの方が入手されるのには良いかもしれません。