1/12リリース、セガ Luminastaシリーズ、エヴァンゲリオンレーシング 綾波レイ Pit Walk ver.をレビューします。
先日フリューからリリースされたリゼロのレム・ラムのレースクイーンは実在しないチームのものでしたが、こちらは実在したチームのレースクイーン衣装をイメージしたものですね。
外箱の側面にも説明がありますが、2010年から新劇場版のプロモーションタイアップとして2輪・4輪のレースに初号機カラーの車両が参加していました。
特にSuperGTでは数度インターバルを挟みながらも、かれこれ10年以上エヴァカラーのマシンがグリッド上に並んでおり、シリーズ戦ではないもののシーズン後のスプリントレースで優勝するといった結果も残しています。
新劇場版が完結してからはSuperGTへの参戦は見送っているようですが、また機会があれば見てみたいものですね。
【全体】
・大きさ・存在感: 3.5/5
・カラーリング: 3.5/5
・再現度: -/5
・バランス: 3.5/5
綾波の白いプラグスーツの意匠を取り入れたレースクイーン衣装です。
22cmほどの高さがあり、縦方向には十分な大きさがあるのですが、スリムな印象でボリューム感が大きいというわけではありません。
【顔・髪】
・アイプリントの品質: 3.5/5
・顔の造形: 3.5/5
・顔の塗装・質感: 3.5/5
・髪の造形: 4/5
・髪の塗装・質感: 4/5
・ビルドクオリティ: 3.5/5
・見所・魅力: 3.5/5
首から上は全体的に可もなく不可もなくといった印象の作りです。
瞳の中は黒以外には赤一色のみが使われているシンプルなもので、過去の綾波のフィギュアと比較すると全体的に丸みを帯びた曲線的なアイプリントのデザインになっています。
口のラインもプリントで表現されており、こちらも過去作品と比較すると比較的発色は良いですね。
髪はセガのエヴァフィギュアにしては珍しく、クリアな質感で仕上げられており、重たさを感じさせない作りになっています。
質感も比較的よく、毛先にかけて色味が濃くなる色変化なども見られ、過去作品との比較で言えばかなり全体的に作りは良くなっているように感じられます。
あえて明確に惜しいポイントを挙げるとすれば、右側頭部のクリアパーツの肉厚が薄めで、おそらく下側にあるであろう肌色のパーツがかなり透けて見えてしまっているのが残念なところでしょうか。
【身体】
・素肌の造形: 3/5
・素肌の塗装・質感: 3.5/5
・衣装の造形: 3/5
・衣装の塗装・質感: 3.5/5
・ビルドクオリティ: 3.5/5
・見所・魅力: 3.5/5
まず全体的なバランスですが、ちょうど7頭身といったようなプロポーションで、どことなく大人びた印象を受けます。
また肩幅に対して腰の部分の絞り込みが強めの造形なのもフィギュア全体のバランスに影響しているように感じられます。
衣装は全体的にプラグスーツと同じようなエナメル感のある質感が表現されており、その点は良いように感じられます。
一方で衣装の模様のタンポ印刷がずれている箇所が複数見られ、正面からだけでも胸の下の緑色の部分と、スカートの模様の2箇所がずれていることが確認できます。
造形に関してはあまりディティールの作り込みが見られるポイントもなく、もう少し見どころが欲しいところではあります。
そういった点でも全体的に胴体部分のバランスがもう少し良ければ…と思ってしまいます。
おしりから腿にかけてがやや直線的な脚の造形で、こちらも造形的にはもう少しといったところでしょうか。
スカートもタイトなデザインのものなので、もう少しそのタイトさが伝わってくる形状であると嬉しいですね。
スカートの腰の部分には、タイアップを企画している会社のロゴがプリントされています。
ここにロゴが入っていたかは記憶が定かでないのですが、そもそも私はサーキットだとほぼレースクイーンを見ることはほとんど無いので、そもそも記憶の中に情報が無いといったほうが正しいかも知れません。
脚を閉じているポーズなのでほとんど見えませんが、スカートの内側は一応下着の表現があるようでした。
首から伸びている白い布がどうなっているのかは気になるところですが、おそらくそこまでは作り込まれていないと思います。
【台座・付属品】
・台座の品質: 3.5/5
・付属品の品質: -/5
サーキットのフィニッシュライン上をイメージしたプリントの入った台座です。
【総評】
・総合評価: 3.5/5
体のクオリティは過去作と比較してもそれほど違いはありませんが、首から上のクオリティは1段階上がっているように感じられます。
この後アスカや真希波もリリースされるようなので、そちらの出来にも注目していきたいところですね。
