9/30リリース、タイトー Corefulシリーズ、かぐや様は告らせたい 藤原千花 ルームウェアver.をレビューします。
タイトーの前作は1月のチャイナ服なので、およそ9ヶ月ぶりでしょうか。
前作レビューは以下リンクからどうぞ。
【全身】
パステルカラーのルームウェアを身に着けた姿です。
動きが大きな点は千花らしいですね。
【顔・髪】
前作は顔の作りに癖がある点が最大の問題点でしたが、こちらもやや人を選ぶような要素があります。
一つ目は顔の左右バランスがやや不自然な点です。
ただこれは先日のバンプレストのフィギュアでも同様の印象を抱いたため、髪型などに起因する感じ方の問題の可能性は否定できません。
二つ目は口の作りがかなり簡素な点で、塗装は縁取りなしの単色のように見えます。
パッケージ写真では舌の周りの造形はかなり深くなっていたのでそれほど問題になるとは思っていなかったのですが、実物はかなり平坦な造りになっており、やや立体感に欠ける見た目になってしまっています。
前髪のボリューム感はかなり少なめです。
また前髪と後頭部の接合部に接着剤のはみ出しが見て取れました。
髪は恐らく単色無塗装で、タイトー製フィギュアとしてみるとかなり質感の面では劣ります。
また数カ所汚れや傷跡ようなものも見て取れました。
【上半身】
上が水色のキャミソールに、うさ耳のついた薄黄色のパーカー、下は水色のショートパンツです。
ふわっとした感じの造形自体は良いのですが、キャミソール以外はかなりテカりが強く、造形と素材の持つ質感が合っていないように感じられます。
胸元もそれなりに見えるフィギュアなのかと思いましたが、意外とそこまで見えません。
後ろ側は特にテカりが強く、違和感はやや増大します。
【下半身】
脚はタイトーらしくデフォルメの効いた感じの造形です。
質感は特別良いわけではありませんが、十分良いレベルであるように感じます。
下から覗くと、意外と背筋の造形がはっきりしていることがわかります。
【台座】
白いクリアな円板にピンクのプリントです。
【総評】評点 3.5/5
全体的にチグハグな印象のフィギュアです。
パッケージ写真と実際の造形、衣装の造形とプラスチックの素材の質感、そういった点が積み重なった結果が、このフィギュアの違和感に繋がっているように感じます。